睡眠各期の脳波
一連の生理的変動のなかで、一番意識状態の変化を如実に現わすのは、やはり脳波です。
閉目安静時のα波はこれよりも大きく、50μV(マイク・ボルト、1μVは100万分の1ボルト)の非常に規則正しい波です。
どうしてこうなるかといえば、開眼時に勝手にバラバラに活動していた神経単位が、目をつむると統1され、歩調をそろえて活動するためであると考えて、この現象を同期化(シンク・ナイズ)と呼ぶのです。
そのうちに被検者がフランスベッドの上でうすぼんやりと睡気がさしてくると・・・
まずα波の電圧が低くなり、それから波動が数秒間とぎれたり、また出たりするようになります。
この変化は非常に鋭敏で、自分で自覚しないほどの睡気でも、脳波上にはすぐ反映してきます。
これをA期と名づけています。
つづいて、ますます睡気がひどくなって「こりゃたまらんワイ」と感じるようになると、α波はすっかり消えてしまの.て、もっと遅い4~7サイクルの波が不規則に現われてきます。
これをθ波と呼びます。
この時期がいわゆる寝つきの時期ですが、何か聞きなれぬ物音でもすると、すぐ目がさめてα波が現われてきます。
これをB期と呼んでいます。
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